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俺の独り言。

一日ひとつずつ、どんなに中途半端でも15分以内でアップするブログ。

WELQ(ウェルク)問題はGoogleの検索アルゴリズムがSEOに敗北したということ。

ニュースの考察

DeNAのまとめサイトのWELQが大炎上した。
この問題は日経新聞にも取り上げられるレベルで、普通のネット炎上の範囲を超えた社会問題となっている。

特に槍玉に挙げられるのは、「肩こりは幽霊の仕業」という記事だが、その他にも問題になりそうな記事は大量にあったことが確認されている。

最近、検索するとゴミ記事が多い。
ゴミ記事というのは、書き手の知能レベルが明らか低く(中学生~高校1年生レベル)、何の裏付けもなく、転がっている内容を適当に切り貼りしたような記事のことだ。


文体が怪しく、記事からは"その人"が見えない。
見えるのは、頭が悪そうな人間が書いたのだな、ということだけだ。

なぜそんなことが起きるのかというと、GoogleのアルゴリズムがSEOに敗北しているからである。

Googleの目的は何か?

世の中の情報を整理し、ユーザーにより良い情報を提供することだ。
しかし、単価は安いがお小遣いをもらえればいい、という量産型ライターがクラウドワークス経由で大量の仕事を受注し、質の低い記事を量産。

量で攻めるキュレーションサイトはGoogleからは「良いサイト」とみなされ、検索エンジンの評価は上がり、検索上位に表示され続ける。

自分があまり知らない知識。
たとえば「風邪 治し方」で検索すると、WELQの記事が2つ、一番上に出てきていた。

明らかにゴミのような記事だった。

一般の人が普通に検索するようなビッグキーワードは、ゴミサイトが牛耳っているのが現状である。

逆に言うと、専門的な知識になると、単価の安いアホライターに書ける内容はなくなる、というか、内容をコピペすることすらできなくなるので、まともな情報が出てくることが多い。


こういうツイートをしたら、

「検索の仕方が悪いんじゃないですか」

みたいに言ってくる人もいたが、何もわかっていない。

これは検索方法の問題ではないのだ。

「まとめサイトを省いて検索する」
「余計なワードは -をつけたり、site:タグを付けてサイト内検索をする」

のような、小細工をすればいいというわけではない。

Googleで、普通に検索して、ゴミが上位に表示されることが問題なのだ。
これは明らかにGoogleがSEOに敗北しているということだ。

Googleの敗北というのは、「良質な情報をユーザーに届ける」という理念の敗北だ。

引用リプライしてきた人は、ネットには膨大な情報が転がっていて、そこから学べ、などと書いていたが、そういう問題ではない。
ネットに転がっている情報はあまりに多すぎて、人間が処理できるレベルを軽く超えている。

「膨大な知識の海」などという問題ではないのである。
そこから良質なものを選んで、ユーザーの時間を節約する。

いい検索結果を表示するからみんながGoogleを使う。
みんなが使うから、広告主がGoogleを信頼する。

という構図だ。

それが根幹から揺らいでいるのが現状なのである。


検索刑事(デカ) (日経ビジネス人文庫)

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SEOの基礎が学べる良書。
本体のブログでも書きたいけれど、この本を一度読んでおくと、Googleに対する考え方が変わるかもしれない。
小説形式でWELQやMERYが何をやっていたのかがわかる。